トヨタ式改善力 「原価2分の1」戦略への疾走 若松義人/近藤哲夫

概略

いわゆる「トヨタ式」を、特に改善する力中心にまとめた書籍。

 

原価とは物を作るコストである。

原価の条件として、「顧客が望む品質とタイミングで供給責任を果たし、かつコストで勝利できる」ことが挙げられる。

日本は世界的に見ても原価高でありコストで他国に勝利できているとはいえない。「カイゼン」で原価を下げていく必要がある。

 

2分の1を目標に掲げるのは、コストを半減するには重箱の隅をつつくのではなく、どうしても問題を根本から考えざるを得ないため。

 

 

 

 

感想

上司に勧められて手を付けたトヨタ式。

この本では製造だけでなく間接部門の改善についてもページが割かれており、その章は参考になった。

・優秀な者から移動させてなんとか回させる

・星取り表を作って実力を把握

・顧客のためになるか?を基準に業務整理

など。

 

全体として体験談に終始し、施策の検証、データが不足している。引き続き他の本を当たる必要がある。